[Books]ActionScript 3.0 Design Patterns
Tags: ActionScript, Books, DesignPatterns
プログラムの設計思想と具体的な王道設計パターンについて豊富に例を挙げつつ説明してる本。内容自体はどのプログラミング言語(OOP)にも共通なのだけど、わざわざActionScriptを題材にしている点が貴重。ActionScriptに馴染みのある人は親近感を持ちやすいのではないかと思う。章ごとに各デザインパターンの性質、最低限の骨組み、簡単な例、少し複雑な例と書かれていて段階的に読めるからわかりやすかった。さらに章内容が独立しているので、例えばStrategy > Composite > Observer > Model-View-Controllerパターンと必要な部分だけを読むことで短期間でwebアプリケーション制作に役立つ設計技術が習得できそうな感じがする。個人的にはデザインパターン云々よりもそれ以前のOOPに関する知識・思想の理解が深まったのが収穫。タイトルのActionScriptとDesign Patternはおまけかな。
良書だと思うけど、難点も結構有り。デザインパターンの説明をする際に、日常生活の例を挙げて説明することが多いのだが、これが非常にわかりにくい(日本人的でないというのもあるかも)。まずは必要最低限のプログラムの骨格を提示するところから始まる方がよかったのではないかと思う。さらにプログラム全体のフローチャート図がたくさん挙げられるが、図の説明が全くないので理解不能。図は非常にわかりやすそうな絵柄をしているだけに残念で仕方ない。最後に、ソースの誤字脱字が半端なく多い(10-20どころではない)。typoというレベルではなく、引数が書いてなかったりさらには一行きれいさっぱり書かれていなかったりするものもありちょっとびびる。
こういう弱点もふまえてオススメの読み方としては、
- 第一章のOOP基本概念を読む
- 各デザインパターン章の「Minimalist example」以降を読む(それ以前は前置きが長い)
- 「Minimalist Example」で理解できなければそれ以前の概念部分を読む
- 各章最後部はプログラムが複雑になっていくだけなので、自分が必要だと思ったところまでで適当に切り上げる(逆に言うと説明不足ということはないほど例題が豊富)
追記 2008/07/19
最終章「13. Symmetric Proxy Pattern」は未読。
追記 2008/07/20
完読。
追記 2008/08/08
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